手探りなマダミス

マダミスを手探りで開拓する同士のために

鬼哭館の殺人事件:傾向と感想

鬼哭館の殺人事件

作者:週末倶楽部様(旧グループSGR)

PL:6~7名

GM:レス可(本ブログではGM有を強く勧めます)

価格:5500円(※割り勘プランあり)

想定プレイ時間:4時間(+感想戦やルール説明時間)

オンライン(ココフォリア/ウズ版もあるようです)

groupsgr490.booth.pm

 

《傾向》

マダミス中級者向け

大正浪漫&洋館と王道なミステリー設定

HO(読み物)は読みごたえあり

密談ベースで進行

推理難易度は普通

 

《オススメできる人》

推理/シナリオのバランスのいいマダミスをやってみたい

大人数でわちゃわちゃしたい

手ごたえのあるマダミスがやりたい

 

《オススメできない人》

長文が苦手な人(HOボリュームあり)

密談が苦手、全体議論中心でプレイしたい

マダミス初プレイ(初にしては難しすぎると思います)

 

以下、プレイ感想とかもうちょっと突っ込んだ話

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※ウズ版もあるようなのですが、そちらは調べてないのでBooth版のお話。

 

とても面白かったので、機会があるならもう一度回したいと思うシナリオでした。

 

公式では「初心者から、GMレスでも可能」とうたっておりますが、少なくともマダミス数作品はプレイされていることをお勧めしたいと思いますし、GMは強く必要だと思います。6人でも7人でもプレイできますが、個人的には7人お勧めです。

 

沈丁花の沙汰と同じサークルさんが作成されているということもあり、いつか回したいと思いながらも人数を集めるのに四苦八苦しました。6人でもプレイ可(探偵不在)なのですが、探偵さんも登場させたかったので7人集めてのプレイとなっております。お集まりいただいたメンバーには感謝しかございません。

shikake-mud.hatenablog.jp

 

HOは読みごたえがあり、読み物としても楽しめます。一人一人のバックストーリーがどれも素敵なので、どの配役でも楽しめるのが嬉しいですね。ただし、長文アレルギーの人にはつらいと思います。本当に長いんです、えぇ。

ミステリー作品の王道!のような設定となってますが、本編のミステリー度も王道という印象です。大人数マダミスということもあり、謎の難易度としてはそこまで高くはありません。しかし、全体会議のチャンスは1度のみ、基本進行は密談のみの進行となりますので、情報共有の難しさも踏まえるといい難易度調整になってるなと感じました。

探偵役を入れることで情報共有が比較的楽になるかと思いますが、不在の場合はより難易度が上がるかと思います(プレイヤー次第でもありますが)

 

ストーリーも面白く、やりがいのある作品でしたが、事故防止のためにもGMは必要だと思います。アクションフェーズがありますが、これは裏で集計する係がいないと間違いなく事故る未来しか見えません。得点集計により動きが変わるメンバーもいるため、GM有を強く勧めたいと思います。折角の作品ですので、プレイヤーの皆様にはプレイに集中してほしいですしね。

 

公式プレイ時間は4時間とありますが、ルール説明や解説、感想戦も含めるなら5~6時間は確保した方がいいと思います。長丁場になるので開始時間も悩ましいところです。

時間の他、お値段もネックになる場合もあるかもしれません。値段に見合ったクオリティはあると思いますが、なかなかな価格であることは間違いないので無理ないように。

人集めから大変なシナリオではありますが、その分面白いシナリオでしたので是非お勧めしたい作品です。